DNS Summer Day 2025

開催趣旨

DNSはインターネットにおける重要な基盤技術の一つです。 そのため、DNSの安定運用がインターネット安定運用にそのまま直結します。

DNSはこれまで、名前解決という基本機能を超えて、グローバルCDNのシグナリングや証明書の健全性の検証、暗号化通信の起点情報の提示など、 情報通信インフラの安全性・信頼性を支える役割を広く担うようになっています。 さらに、近年では、DNSがサービスディスカバリやプロトコル選択といったアプリケーション層の機能にも関与するようになり、従来以上にその重要性が増しています。

一方で、DNSに干渉することにより、通信内容の制御や監視など、元来の設計意図とは異なる目的を実現しようとする動きも見られます。 また、パブリックDNSサービスの利用が一層一般化し、ユーザーやアプリケーションが意図せずこれらを利用する構成が増えてきました。 権威側・リゾルバ側のいずれにおいても、こうしたサービスがブラックボックス的に動作している現状は、 可観測性や制御性の観点からも課題とされています。

加えて、IoTやM2Mなど人の操作を介さない通信においてもDNSの利用が一般化し、これまで以上に運用の安定性と持続可能性が求められるようになっています。 しかしながら、DNS運用に対する投資や人材配置は依然として限定的であり、日々の安定運用に支障をきたしかねない状況は継続しています。

このようなDNSの状況に鑑みて、DNSOPS.JPでは今年も引き続きDNS Summer Dayを開催することといたしました。 技術の変化と社会的要請の狭間で揺れるDNSの「いま」と「これから」について多角的な視点で議論する場とすべく、 今年も現地開催とオンライン配信を組み合わせたハイブリッド方式での開催を予定しております。

開催概要

名称 DNS Summer Day 2025
主催 日本DNSオペレーターズグループ (DNSOPS.JP)
日時 2025年6月27日 (金) 10:00-17:30(JST)(予定)
会場 現地(TKPガーデンシティPREMIUM東京駅日本橋)+オンライン(ハイブリット)開催
協賛
ご興味がございましたら、事務局(sec@dnsops.jp)までご連絡ください。
参加費 無料
参加申込 別途ご案内いたします。
備考

発表/LT募集

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